おもてなし ・ ホスピタリティの哲学 おもてなしの原則は感情に踏み込むことです       この章からはいよいよ、「至高のおもてなし」を実践していくためのティップス(コツやテクニック)の部分に入っていきたいと思います。   まず、至高のおもてなしに必要なことは、お客さまの感情に踏み込むことです。   踏み込むといっても、相手の心にズカズカと土足で入り込んで不快にさせるわけではありません。   サーヴィスというのは、相手の心の表面だけを見て、そこに立ち止まっていては上滑りするだけです。   感情の一歩下に入り込み、相手を心の底から満足させる手段を考えなければ、どんなにすばらしいサーヴィスを提供しても、その価値を感じてもらうことはできないでしょう。   感情に踏み込めば、相手の真の願いを察知できるだけでなく、その願いを上回るサーヴィスを提供することも可能になるのです。  
冷静にご機嫌をとりましょう
では、感情に踏む込むためにはどうすればいいのか。   端的にいえば、お客さまのご機嫌をとることです。   「ご機嫌をとる」という表現には、いやらしい印象があるかもしれません。   しかしこれは、ビジネスパーソンにとって必須のスキルです。   営業担当者がモノを売るときも、まずは相手にいい気分になってもらわなければ、商談にこぎ着けることもできないからです。   ですから、相手を尊重して上に置き、自分を下にする姿勢は、何よりも効果的であり、ビジネスパーソンには必須の臨み方となるのです。   自分はサーヴィスを提供する立場であり、相手はそのサーヴィスを享受する立場なのだと割り切ること。   ありあまる熱意を振りかざして猪突猛進で張り切るのではなく、まずは冷静に割り切ることです。   ここからは、執事が実践しているさまざまなテクニックを伝授します。   お客さまの立場を持ち上げて気分よくなってもらい、「自分はおもてなしをされているのだ」とお客さまに実感してもらう。   さらには不利な状況でも、マイナスの印象を避けてプラスに転換していく。   そのような、接客サーヴィスを中心とするみなさんの仕事に役立つエピソードを紹介していきます。   「至高のおもてなし」を実践するための基本的な姿勢と心構えを、ぜひとも身につけてください。      
執事が教える 至高のおもてなし―心をつかむ「サーヴィス」の極意
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記事執筆者・監修者

新井 直之
(NAOYUKI ARAI)

執事
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 日本執事協会 代表理事
一般社団法人 日本執事協会 附属 日本執事学校 校長

大富豪、超富裕向け執事・コンシェルジュ・ハウスメイドサービスを提供する日本バトラー&コンシェルジュ株式会社を2008年に創業し、現在に至る。

執事としての長年の経験と知見を元に、富裕層ビジネス、おもてなし、ホスピタリティに関する研修・講演・コンサルティングを企業向けに提供している。

代表著作『執事が教える至高のおもてなし』『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』。日本国内、海外での翻訳版を含めて約20冊の著作、刊行累計50万部を超える。

各ビジネス関連メディアにてインタビュー・寄稿記事を連載中。
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ダイヤモンドオンライン
プレジデントオンライン
東洋経済オンライン
現代ビジネス

本物執事の新井直之

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