ゲスト:
フィットネストレーナー・インストラクター
聞き手:
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社
代表取締役社長
執事・ビジネス書作家・講演家
新井:人気フィットネストレーナーに学ぶホスピタリティの秘訣ということでゲストをお招きしております。若木健志(わかき けんし)先生です。
新井:若木先生とは私が通うフィットネスクラブでトレーナー・インストラクターとして2~3年ほど前に知り合いました。
新井:お会いした当時の私は今よりも25キロ太っていましたが、瘦せる事に成功し、その立役者が若木先生なのです。
30年間運動らしい運動をしていなかった私は、トレーニングの辛さを通りこした面白さを若木先生に教えて頂き、その時の若木先生のコミュニケーション方法や対応がホスピタリティ溢れ、私の著作『執事が教える至高のおもてなし』(きずな出版)に書かれている事と同じことを実践されており、ホスピタリティ、おもてなしの理論に非常に基づいていると思いました。
新井:若木先生、改めて、どのような仕事をやられているのかを紹介して頂けますか?
若木:はい、私はスポーツクラブや施設に来て頂いた方へのパーソナルトレーニングと、スタジオでのグルーフィットネスの二つを主に指導させております。
新井:若木先生はフリーランスのインストラクターとして様々なスポーツクラブでご活躍されておりますが、小さい時からどんな運動をして今の身体を作り上げてきたのか教えて頂けますか?
若木:はい、話せば長くなりますが、小学生の頃はクラシックバレエで、中学・高校は野球をして、その後、就職してスポーツクラブの仕事をするようになり現在に至ります。
新井:クラシックバレエは華麗な動きをするために地道なトレーニングがあると思いますが、どこを一番鍛えるのでしょうか?
若木:一番は体幹ですね、現在のクラシックバレエのトレーニングは発達していて、体幹を鍛えるのが主流になっています。
新井:野球はどこでやっていましたか?
若木:野球は古豪と言われている強豪チームに中学時代は所属していて、3年に全国大会に出場しました。
それがきっかけで、複数の高校から声をかけて頂き、推薦入学で高校に進学し、高校時代まで野球をやっていました。
新井:スポーツを通じて培った人とのコミュニケーション方法がありますでしょうか?
若木:まずは野球では先輩、指導者は神様みたいな存在なので、自然と話しを聞くようになりました
新井:若木さんが「話を聴く」ということを学んだきっかけはありますか?
若木:そうですね、最後まで人の話を聞くと相手がどんな意図で言っているのかが分かるのですが、でも、自分の言いたい事をこっちが先に言ってしまうと、相手が本当に伝えたい事が分からなくなってしまうことが、話を聴くことの重要性を学ぶきっかけになりました。
新井:話を聴くことにより指導者の考え方が分かった結果、指導者との人間関係はどう変わりましたか?
若木:話を聴くことによって、自分自身が納得して練習を進められました。
新井:なるほど、若木先生のように、「相手の話を聴いてから、自分の話もする」これは、おもてなしとホスピタリティの法則であり、非常に理にかなっているんです。
人間は、「信頼関係が出来ている人の意見」を聴き入れるものなのです。では、その信頼関係はどうすればいいのかというと、その人の話をしっかりと聴くことなんです。
つまり、相手にとって「自分の話を聴いてくれる人」になることです。
話を聴くことで相手の信頼関係ができて、こちらの提案を自然に受け入れてくれるようになります。
ビジネスの世界でもそうですが、まずは「相手の話をしっかりと聴く」というのが信頼関係の入り口で、それを若木先生は学生の頃から自然としていたので、今の仕事に活かせているのだと思います。
<次回に続く>
本記事は下記の動画の書き起こしになります。
Category ブログ . 人気フィットネストレーナーに学ぶホスピタリティの秘訣・若木健志氏 対談 2022.03.22