人気フィットネストレーナーに学ぶホスピタリティの秘訣 第2回 |プラスαの付加価値を産み出す極意

人気フィットネストレーナーに学ぶホスピタリティの秘訣 第2回

ゲスト:

フィットネストレーナー・インストラクター

若木 健志(かわき けんし)

 

 

 

 

聞き手:

日本バトラー&コンシェルジュ株式会社

代表取締役社長

執事・ビジネス書作家・講演家

新井 直之(あらい なおゆき)

 

 

 

 

 

新井:お客様のレッスン指導する前に気を付けていることはありますか?

若木:全く接点がない人と会話をするようにしますね、例えばレッスンやトレーニングをやる前に自分から挨拶するようにしています。

新井:なるほど、アイスブレイクをしているのですね。

若木:そうですね、短い、長い関係なく、同じ空間にいるので、トレーニングが始まる前に打ち解けて、壁を作らないようにするようにしています。

 

新井:私が個人的に若木先生の行動で感心をしたのは、スポーツジムなど8割~9割が女性主体である中での活動をするにあたって、様々なことに気を遣っている事です。

例えば、「しっかりと制汗剤を使う」など、普段運動している人の汗はあまり体臭がしないですが、それでも制汗剤を使用するなど私も参考にしており、相手から自分はどう思われているのかを意識するのは重要だと思います。

 

若木:人間は、目とか匂いなどの五感で人を判断することが多く、見た目の7割で判断してしまうので、嗅覚に関しても気を遣って気をつけています。

 

新井:今、視覚の話が出てきて思ったのですが、ウェアなんかも工夫されていて、自然とイメージ戦略をしているのかなと思いました。

 

若木:もちろん、色やデザインも気を遣っていますが、一番はウェアのサイズを気にかけています、普通はSサイズなのですが、XSを選んできちんとした身体を見せることを意識しています。

 

新井:若木先生や私どものサービス業は服装をお客様に見て楽しんで頂く要素もありますしね、またメラビアンの法則で視覚情報は相手の全体評価の55%を占めておりそれほど視覚は重要という事になります。

 

若木:新井さんも、色々なスーツを持っていますよね?

 

新井:はい、でも私は特に高いスーツを着ている訳ではなく体にフィットしたオーダーメイドであったり、ネクタイも信頼感を表している、えんじ色にしたり、Yシャツの袖にカフスを付けたりして、普通の会社員とは違い、我々がバトラー(執事)と思われるようにしています、そうする事でお客様に対して説得力がある印象を抱いてもらえます。

 

新井:あともう一つ参考にしていることが体毛関係です。

 

新井:女性は男性の体毛にすごい不快感を持っていて、フィットネスなどの露出の高い服装を着る場合は気を付けていると思いますが、私は脱毛まではしていないですが、タイツを履いて対策をしています、こうした、露出をしないことで、女性の方々への配慮になりそれはすごく大切なことなので、参考にさせて頂いており、このような、マイナス要素を取り、プラス要素を付け加えるというのはお客様への誠意、おもてなしホスピタリティだと思います。

 

若木:そうですね、やっぱり常にみられているというのは必要ですね。

 

新井:これはビジネスパーソンやサービス業の方々にもいえる事で、服装というのは、お客様や相手に対する誠意だと思います。

 

新井:ほかに意識している事はありますか?

 

若木:髪のセットは意識しています、関西にいた時に遅刻する事が多々あり、その時に急いだ為に髪型をセットしないでいたら、「お客様の前にでるのだから、髪型はしっかりセットしなさい」と言われたことがあり、それ以来、髪型はセットするようにしています、やはり、髪型がセットしていると、初めての方にも好印象を持ってもらえることができますし

 

新井:好印象を持ってもらうのは重要なポイントですね、それはなぜかと言うと、接客サービス業、営業パーソンの方などクレームを受ける事があると思いますが、実は、クレームは、何か悪いことが起きてクレームするのではなく、その前にクレームに繋がるちょっとイラつく事が重なったり、相手の服装・身なりがだらしなかったり、言うまでもない事が溜まっていって、何か悪い事が起こった時にクレームとして爆発してしまう、それに対してクレームが少ない方はというのは、その前段が良くできている場合があります。

 

 

<次回に続く>

本記事は下記の動画の書き起こしになります。

日本バトラー&コンシェルジュ株式会社

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Category ブログ . 人気フィットネストレーナーに学ぶホスピタリティの秘訣・若木健志氏 対談 2022.08.03

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