「見栄」という名の負債。
なぜ一流のリーダーは、
フェラーリではなくアルファードを選ぶのか

「いつかはフェラーリに乗りたい」
「成功して高級車を乗り回したい」

若い起業家やビジネスパーソンから、そんな夢を聞くことがあります。
夢を持つことは素晴らしい。しかし、もしあなたが本気で「資産5億円以上の超富裕層」を目指すなら、その思考は今すぐ捨てた方がいい。

私が執事としてお仕えしてきた、本物の大富豪たち。
彼らの多くは、驚くほど地味な車に乗っています。
それはなぜか。「ケチ」だからではありません。
彼らは知っているのです。見栄のために買う車が、いかに効率の悪い「負債」であり、成功への足を引っ張る「リスク」であるかを。
今回は、成功者の車選びから学ぶ「資産思考」と「リーダーの品格」についてお話しします。

高級車を買う
「機会損失」を計算せよ

3000万円の高級車を買うとします。
多くの人は「3000万円の支出」と考えますが、超富裕層は違います。
「この3000万円を事業に投資していれば、5年後には1億円になっていたかもしれない」と考えます。

つまり、高級車を買うということは、単にお金が減るだけでなく、将来得られたはずの利益(機会利益)をもドブに捨てる行為なのです。
しかも、車は買った瞬間から価値が下がり続けます。
「増えるはずのお金を捨てて、価値が減るものを買う」。
この二重の損失を許容できるのは、お金が余って仕方がない人か、あるいはお金の計算ができない人だけです。
本物のリーダーは、1円たりとも「死に金」を使いません。

派手な車は
「バカ発見器」である

言葉は悪いですが、ビジネスの世界において、身の丈に合わない高級車は「私は見栄っ張りで、計画性がなく、自己顕示欲の塊です」という看板を背負って歩くようなものです。
銀行員、投資家、取引先。
彼らは口には出しませんが、あなたの車を見ています。
「会社の利益が出ていないのに、社長は高級車か」
そう思われた瞬間、資金調達の道は閉ざされ、優秀な人材は離れていきます。

逆に、利益が出ているのに地味な車に乗っている社長。
これは「私は会社と社員を第一に考えています」という、最強の信頼の証になります。
車は単なる移動手段ではありません。あなたという人間を評価する「プレゼンテーションツール」なのです。

見栄を張るな。
実を張れ。
本当に豊かな人間は、
誰かに証明する必要がない。

Arai Naoyuki Philosophy

「移動」の質こそが
リーダーの生産性を決める

では、超富裕層は車に何を求めているのか。
それは「快適な思考空間」です。
彼らにとって、移動時間は「休息の時間」であり、「重要な決断を下す時間」です。

狭くてうるさいスポーツカーと、広くて静かなミニバン。
どちらが、次の商談の戦略を練るのに適しているでしょうか。
答えは明白です。
彼らがアルファードやレクサスLMを選ぶのは、それが「走る社長室」として最も機能的だからです。
「カッコいいかどうか」ではなく、「成果が出るかどうか」。
この判断基準の徹底こそが、彼らを成功へと導いています。

成金の車選び

・他人に見せたい
・ブランド重視
・消費(浪費)
・ローンで無理して買う

富豪の車選び

・自分が快適でありたい
・機能重視
・投資(または経費)
・キャッシュで余裕で買う

まとめ

高級車に乗るなと言っているわけではありません。
ただ、買う前に一度、自問してみてください。
「これは見栄か、それとも戦略か?」

富とは、
持っている車の値段ではなく、
選択の自由のことである。

本当に成功した人は、他人の目など気にしません。
自分が最も快適で、最も合理的だと思う選択を、堂々と行います。
その「揺るぎない自分軸」を持つことこそが、高級車以上にあなたを輝かせるはずです。

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記事執筆者・監修者

新井 直之
(NAOYUKI ARAI)

執事
日本バトラー&コンシェルジュ株式会社 代表取締役社長
一般社団法人 日本執事協会 代表理事
一般社団法人 日本執事協会 附属 日本執事学校 校長

大富豪、超富裕向け執事・コンシェルジュ・ハウスメイドサービスを提供する日本バトラー&コンシェルジュ株式会社を2008年に創業し、現在に至る。

執事としての長年の経験と知見を元に、富裕層ビジネス、おもてなし、ホスピタリティに関する研修・講演・コンサルティングを企業向けに提供している。

代表著作『執事が教える至高のおもてなし』『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』。日本国内、海外での翻訳版を含めて約20冊の著作、刊行累計50万部を超える。

本物執事の新井直之
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